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秋田新幹線「こまち」


 秋田駅に到着直後の秋田新幹線「こまち」(E3系)です。秋田新幹線はいわゆる「ミニ新幹線」で、線路の幅は(日本における)広軌ですが、車両の大きさは在来線と同一というものです。

 さて、車内はさすがに最新の車両なので快適で、同じ軌道上を走行していても従来の200系新幹線よりも揺れが少なく安定しており、乗り心地がよいです。ただ、トイレの向きが横向きなんですが、揺れの影響を受けやすくてねらいを定めにくかったのが難点かなぁ(笑)。

 ところで、盛岡から先は田沢湖線を通るわけですが、この区間は新幹線にした意味がない!区間です。標識を見ても、最高速度が100kmを越えている区間はそうないと思います。改良工事などをしたと思うのですが、それでも左右に蛇行する箇所が多く、「これなら振り子式車両の方がいいんじゃないの?」と感じたほどです。さすがに奥羽線に入って直線が多くなると速かったですが…。

 それともう一つ驚いたことが。田沢湖線って完全に広軌にしちゃったんですねぇ。山形新幹線の場合は、たしか全線標準軌と広軌の共用だったと思うのですが、田沢湖線では標準軌のレールは見あたりませんでした。奥羽線区内でも、大半の部分が標準軌と広軌は分離されており、一部区間のみ共用のレールがひかれていました。ま、事実上全線単線と考えても間違いではないかと。う〜ん、本当に新幹線にした意味があったのかなぁ?

 さらに驚いたことが。秋田駅では、新幹線ホームとして区切ってあるのに、普通用のワンマン列車が入線するんですねぇ(笑)。いや、よくよく考えると田沢湖線を広軌にした以上、各停は広軌用の車両しか使えないわけで、そうすると盛岡−大曲−秋田の間しか往復できないので、秋田駅の広軌用ホームである新幹線ホームに入線するのもあり得ないではないなと思うんですけどね。なんか感覚的に新幹線用ホームというと専用ホームというイメージが強くてねぇ。ちなみに、標準軌用も広軌用も700系(たしか)の近郊形車両を使っているようです。広軌用は5000番台で車体横の帯がピンク+紫、標準軌用は帯がピンクだけです。でも、標準軌用もパンタグラフが異様なほどしっかり絶縁されており、最初から共用設計されていることがうかがえます。最初見たときに「なんじゃこりゃ?」と変な感じを持ったのですが、後で納得したのでした。
※ある本によれば、5000番台は確かに広軌用らしいです。ただ、車体横の帯は路線別の表示になっているということです。でもねぇ、私が見た限りではそうは見えなかったんだけどなぁ…

 さて、次は長野新幹線ですな(笑)。
こまち
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