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ThinkPad535クロックアップ


 この改造にあたっては なまい 氏のWebページ[http://namai.jp/netlaputa/]に掲載されている情報を元に行っております。ここのパソコン改造のコーナーをご覧ください。

 なお、当然のことながら改造したマシンはメーカー保証の対象とならないばかりか、修理対象から除外されることもあるので注意してください。

※本改造では、半田こてによる作業が必須となります。チップ抵抗の半田づけが可能な程度の道具と技量が必要ですので、御注意ください。
 まずは、本体をばらしましょう。マニュアルのメモリ増設方法を見れば、アームレスト部分の外し方はわかりますね。それ以外は、裏面奥の部分2本・FDDコネクタ上の小型ねじ(ちょっと外しにくい)など見えているねじを全部外してください。(ThinkPad535分解写真参照)
 続いて、HDDを取り外し(小さいねじ1本を外します)、電源スイッチやLED部分のカバーを外してください。奥側の面などにつめで挟まっていますので、慎重に取り外してください。そして、キーボードを止めているねじ(手前部分と奥の部分)を全部外し、バックアップ用の電池のコネクタを外して、キーボードを基板から離してください。この時、フラットケーブルを切断しないように注意してください。基板側はコネクタになっていますので、外すこともできます。

 ここまできた状態が以下の写真です。

全体図 29KB

 改造ポイントは以下の場所です。

拡大図 37KB

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拡大図2 18KB
※なまい氏のホームページより引用−上の写真1枚及び下の表データ


 ここの、それぞれのランドを以下のように設定します。なお、オープンで1、100Ωの抵抗でショートされている場合が0です。
CPU動作クロック システムクロック BF1 BF0 SEL1 SEL0
166MHz 66MHz
150MHz 60MHz
133MHz 66MHz
120MHz 60MHz
100MHz 66MHz
90MHz 60MHz
75MHz 50MHz
 ようするに、BF0・BF1がCPUの倍速設定ピンで、SEL0・SEL1がクロックジェネレータの設定ピンなわけです。だから、組み合わせ次第ではここに書いてある以外の設定もできます。例えば50MHz×2.5倍速とかですね。
 でも、私のマシンでは166MHz設定は動作しませんでした。マシンは起動するのですが、Windows95起動中に落ちてしまいます。熱暴走というよりはタイミングが合わない感じですね。ということで、現在は60MHz×2.5倍の150MHz動作としています。大きな問題点はありませんが、バッテリーの寿命が短くなったことと、バッテリー動作時に、大電流が流れた瞬間(CPUの動作が100%になるとかHDDが回転しだすとか)に、液晶のバックライトがほんのわずか暗くなることです(ちょっと見にくい…)。

※ジャンパ用の100Ωチップ抵抗ですが、ちょうど同じサイズのものを在庫で持っていますので、希望されるかたは掲示板・メール等で管理者(WANI3)あてお知らせください。実費(\20/個)でおわけします。


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