PC-9801DSは、i386SX/16MHzのマシンです。「*S」というマシンはi386SX搭載ということを示すマシンなわけですが、このDシリーズから3.5インチFDD搭載モデルと5インチFDD搭載モデルが同一シリーズに統合されています。したがって、3.5インチモデルも5インチモデルも同一基板を使用しているものと思われます。
CPU周辺部分です。 QFPのintelロゴが付いているLSIが、CPUのi386SX/16MHzです。左側の空いているPLCCソケットがi387(NDP)を搭載するソケットです。 CPUクロックはこのPLCCソケットの右下にある31.9488MHzのクロックモジュールで作っていますので、これを40MHzのものに交換するとCPUに供給されるクロックは20MHzとなります。もともとのシステムクロックが8MHz系のため、このモジュールを交換するとシリアルポートやキーボードの動作などに支障をきたす可能性があります。CPUクロックとその他のクロックの分離を行わなければならない可能性が大きいです。 |