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PC-9801EX資料写真


 PC-9801EXは、80286/12MHzのマシンです。3.5インチFDDを2基搭載し、FM音源も装備しており、パーソナルユースの普及機種として位置づけられていました。
 クロックアップに関しては、PC-9801RXとほぼ同じであると考えられます。したがって、システムクロックは5MHz系であり、クロックアップに伴うキーボード・シリアルポート等の狂いは発生しないものと思われます。

PC-9801EX内部

 さて、クロックアップに関する改造ポイントですが、Cバススロットの上から眺めたところに、3つのクロックオシレータがあります。このうちの一つがCPU向けのシステムクロックを作成しています。

CPUクロックモジュール

 3つ並んでいるうちの49.152MHzのものが、CPUクロック部分です。これを4分周していますので、希望の周波数の4倍のクロックを供給してください。PC-9801RX21後期モデルでは、2分周のものもありましたので、もしかしたらEXにも存在するかもしれませんのでご注意を。
 ちなみに、右側の大きなDIP ICがV30/10MHz CPUで、その上の空きICソケットが8087(NDP)用のものです。

CPU周辺

 CPU周辺部分です。この本体には、AMD製の80C286が採用されています。この部分にもクロックオシレータが見えますが、これはCPU用クロックではないので、注意してください。上の方の空きICソケットが、80287(NDP)を刺すソケットです。


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