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PC-9821As3/U2資料写真

 i486搭載A-MATEシリーズの最終形であるPC-9821As3である。ある意味、PC-98シリーズの完成された形の一つといえるのかも。

PC-9821As3/U8W基板

 As2/Ap2世代までは、CPU及びメモリはそれぞれ専用ドーターボードに載っていたわけだが、As3/Ap3になって両方ともオンボードでの実装となった。

CPU部拡大

 そのCPU周辺だが、CPUソケットの左側にはセカンドキャッシュ用のスロットが2基、そしてその上にはSIMMスロットが4基ある。その上のコネクタは、ローカルバスとCバスの拡張スロットをつなぐもの。

クロック部周辺

 クロックジェネレータは、内蔵ベイなどの信号線が来ているコネクタの根元付近にある。このうち、基準発振用に14.3MHzの水晶発振子を使用しているものが、CPUクロック生成用と思われる。それにしても、ジャンパ線がいろいろと飛び交っていて、いろいろと苦労の跡が忍ばれるマシンである。

クロック生成部拡大

 クロックジェネレータは、IC DESIGNS社(当時)のICD2061ASC-1である。データシートが手元にないので確認はできないのだが、ICD2061Aってのはビデオチップ用のクロックジェネレータみたいなんだけど、本当にこれであってるんだろうか…。

グラフィックアクセラレータ部

 グラフィックアクセラレータ部はドーターボード形式で実装。


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