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Windows Server 2003の導入


 現用機として使用している人はもうほとんどいないのではないか(私自身、使ってないし)と思われるThinkPad535だが、まだまだネタ提供元として頑張ってほしい!そんな想いから始まった今回の企画は、「ThinkPad535にWindows 2003を入れてみよう!」というものである。
 正直に言って、私は今までThinkPad535にサーバ系OSを入れたことがない。でも、WindowsNT 4.0 Serverなら入れることはできると思っている(PC-9821Na12にだって入ったんだから)。ただ、それではつまらない!し、きっと誰かがすでにやっている!!そんなネタでは世間の皆様の興味を惹くことなどできないのだっ!
 ということで、Windows2000 Serverをすっ飛ばしてWindows Server 2003を入れてみることに。

 とは言っても、そんじゃそこらにサーバ系OSが転がっているわけがない。試しに入れてみようにもメディア自体が手元にない。いや、職場関連のSEに訊けば、すでにどこかのサーバにインストール済のマスタディスクが転がっているかもしれんが、それでは怖くてこんなところに書くことができないので避けたいところ。かといって、動くかどうかもわからんOSのために10万円以上も金をつぎ込むわけにもいかんし。

 んなわけで、今回は評価版をMicrosoftから正規に入手することとした。なお、本来はタイトルどおりWindows Server 2003の評価版を入手すべきだが、諸事情によりWindows Small Business Server 2003の早期評価キットを入手した。基本部分はWindows Server 2003評価版と同じだが、こっちにはいろいろと含まれているものがあるので…ってだけなんだけど。
 評価版の入手先等の関連リンクは最後にまとめて掲載する。

 さて、その評価版のパッケージに記載されている必要動作条件は、CPU:PentiumII/300MHz以上、メモリ256MB以上、HDD4GB以上となっており、当然のことながらWindowsXP Professionalよりもハードな条件設定となっている。ただ、これでなければ動かないということもあるまい!ってことで、チャレンジあるのみである。

 なお、例によってこんなサイトのそんなページなので、Windows Server 2003のインストールに関する一般的な方法や注意事項について書くわけではないので、そういう情報を必要とする人は他のサイトを見るなり、本を買うなりしてほしい。今回の企画はあくまでもシャレでやっているものなので。

 今回、Windows Server 2003のインストールを試してみるThinkPad535の仕様は以下のとおり。
本体:ThinkPad535 (2606-EF8)
CPU:Classic Pentium/120MHz(150MHzにクロックアップ済)
FSB:60MHz
メモリ:72MB
HDD:6.4GB

※注意!
・本ページに記載することは、メーカーサポートを一切受けられない事項です。

・本ページに掲載している画像の一部は、LCD画面をデジカメで撮影したものです。よって、フォーカスが甘かったりしますが御容赦ください。
 さて、Windows Server 2003についてはほとんど情報を入手していないのだが、基本的にはWindows2000 Server及びWindowsXP Professionalと大差はないものと考えている。従って、WindowsXP Professionalが動いている以上、インストールに成功すればWindows Server 2003だって動きそうなものである。

 そのインストールにおいて最大の問題が、クリーンインストールをするためにはCD-ROMからブートアップできなければならないという点。そう、基本セットアップはあくまでもCD-ROMからインストールしなければならないのである。WindowsXPの場合には、フロッピーブートインストール用のディスクデータが提供されていたが、Windows Server 2003には無いようである。

 となると、既存のOSからのアップグレードインストールしか手がないのだが、Server系OSでないとアップグレードできないというような記述があるので、これも成功するかどうかは今ひとつ不明。
 でも、やってみないことには始まらないので、とりあえずWindows2000 Professionalをインストールしてそこからアップグレードを開始してみる。
警告ダイアログ1
※1 セットアップ開始直後の警告メッセージ
 セットアップ開始直後に、いきなり警告ダイアログボックスが。やはりWindows2000 Professionalからのアップグレードはサポートしていないということだ。

ダイアログボックスのメッセージ拡大
※2 メッセージの拡大
 でも、ここでOKボタンを押すとセットアップ自体は続行される。ヘルプファイルを見ると、中に入っているwinnt32.exeは、Windows2000 ProfessionalとかWindowsNT 4.0からでも一応動くようだ。

 ということで、警告は無視してセットアップを続行することとする。

 ファイル転送とかが行われてしばらくすると、またもや警告ダイアログボックスが。

警告ダイアログ2
※3  2回目の警告メッセージ
 いよいよ来ました、メモリに関する警告ですな。メッセージを拡大したのが次の写真。

ダイアログボックスの警告メッセージ2
※4 メッセージの拡大
 システムチェックでCPUは問題にならなかったもののメモリが足りないよと怒っているようだ。
 そして、ここでOKとすると、あえなくセットアップは終了してしまう。そう、メモリが128MBないとここから先に進めないのである。

 ということで、この企画はこの時点であっさりと潰えることとなってしまった。どだい無理だったのかなぁ…。まぁ、もしなんらかの方法が思いついたらチャレンジしてみるかも。とは言っても、ハードウェア的に128MBまで上げる方法がない以上、どうしようもないんだけど。



 さて、それでは関連ページの紹介である。2003年11月時点でのデータなので、今後リンク切れ等が発生する可能性が高いが、御容赦の程を。

・Windows Server 2003システム必要条件
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/evaluation/sysreqs/default.mspx
・Windows 2000 Serverシステム必要条件
http://www.microsoft.com/japan/windows2000/server/evaluation/sysreqs/default.asp
・Windows Server 2003評価キット
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/evaluation/trial/default.mspx
・Windows Small Business Server 2003
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/sbs/default.mspx
(早期評価キットの入手は2003年11月28日まで。Microsoft Passportへの登録が必要。)

※注
 システム必要条件を見てわかるとおり、メモリは128MBが必須みたいで。実は、クリーンインストールできないか試してもみたのだが、フリーズしてしまってセットアップが動かなくなる状況。どうやってもThinkPad535では動かせそうにない雰囲気である。

※参考
 Windows2000 Serverからアップグレードを試みようとした場合、やはり以下のようなメッセージが表示されてセットアップが進まない。

セットアップ要件表示画面


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